タンポポ魂

 

 

 

 年頭にあたりまして、今年も詩人 坂村真民(しんみん)の詩をご披露いたします。

人生には昔から登り坂・下り坂・そして「まさか」の三つの坂があるといわれておりますね。
 
人生航路は順調ばかりではありませんよ。ということでしょう。
 
七転八起。楽しい時や苦しい時と、登ったり、下ったりですね。
 
そして思わぬとんでもない不測の事態に直面することあります。
 
このことは他人事ではありません。人生どなたにも出遭うことです。
 
坂村真民は、「タンポポ」になぞらえて「人生頑張ろう」と私たちにエールを送っている詩と思います。

 さあ、今年は「とりどし」。子どもたちと一緒に楽しく元気に「とんだり、はねたり」いたしましょう。
 
(園長 今湊 良敬)
 

 

  8 7

 

 

たんぽぽのように  坂村 真民
わたしはタンポポの根のように
強くなりたいと思いました
タンポポは
踏みにじられても
食いちぎられても
泣きごとや弱音や
ぐちはいいません
却ってグングン根を
大地におろしてゆくのです
 
わたしはタンポポのように
明るく生きたいと思いました
太陽の光をいっぱいに吸いとって
道べに咲いている
この野草の花をじっとみていると
どんな辛いことがあっても
どんなに苦しいことがあっても
リンリンとした勇気が
体の中にあふれてくるのです
 
わたしはタンポポ゚の種のように
どんな遠い処へも飛んでいって
その花ことばのように
幸せをまき散らしたいのです
この花の心をわたしの願いとして
一筋に生きてゆきたいのです

 

 

 

 

 

 

2017年1月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nckgdrctr