お釈迦さまは29歳で出家され、6年間修行されました。そして35歳になられた年の12月8日、空に明けの明星が輝くとき、菩提樹の木の下で「さとり」をひらかれました。このことを「成道」といいます。それは、私たちがほんとうに意義ある人生を歩む「道ができた」ということです。そしてその「道」は多くの人々によって受け継がれて、現代に生きる私たちにまで届いております。
私はお釈迦さまの座られたインド・ブッダガヤの菩提樹の下の金剛宝座や初めて説法をされたサールナート(鹿野苑)を巡礼いたしました。
本園の成道会では、お釈迦様が、おさとりを開かれる前に、村の娘スジャータの捧げたミルクを飲まれて元気を回復されたという故事によりまして、皆で温かいミルクを頂き、お話しを聞いてお祝いをいたします。(園長 今湊 良敬)