年頭にあたりまして、今年も詩人 坂村真民(しんみん)の詩をご披露いたします。
人生には昔から登り坂・下り坂・そして「まさか」の三つの坂があるといわれておりますね。
人生航路は順調ばかりではありませんよ。ということでしょう。
七転八起。楽しい時や苦しい時と、登ったり、下ったりですね。
そして思わぬとんでもない不測の事態に直面することあります。
このことは他人事ではありません。人生どなたにも出遭うことです。
坂村真民は、「タンポポ」になぞらえて「人生頑張ろう」と私たちにエールを送っている詩と思います。
さあ、今年は「とりどし」。子どもたちと一緒に楽しく元気に「とんだり、はねたり」いたしましょう。
(園長 今湊 良敬)
たんぽぽのように 坂村 真民
わたしはタンポポの根のように
強くなりたいと思いました
タンポポは
踏みにじられても
食いちぎられても
泣きごとや弱音や
ぐちはいいません
却ってグングン根を
大地におろしてゆくのです
強くなりたいと思いました
タンポポは
踏みにじられても
食いちぎられても
泣きごとや弱音や
ぐちはいいません
却ってグングン根を
大地におろしてゆくのです
わたしはタンポポのように
明るく生きたいと思いました
太陽の光をいっぱいに吸いとって
道べに咲いている
この野草の花をじっとみていると
どんな辛いことがあっても
どんなに苦しいことがあっても
リンリンとした勇気が
体の中にあふれてくるのです
明るく生きたいと思いました
太陽の光をいっぱいに吸いとって
道べに咲いている
この野草の花をじっとみていると
どんな辛いことがあっても
どんなに苦しいことがあっても
リンリンとした勇気が
体の中にあふれてくるのです
わたしはタンポポ゚の種のように
どんな遠い処へも飛んでいって
その花ことばのように
幸せをまき散らしたいのです
この花の心をわたしの願いとして
一筋に生きてゆきたいのです
どんな遠い処へも飛んでいって
その花ことばのように
幸せをまき散らしたいのです
この花の心をわたしの願いとして
一筋に生きてゆきたいのです