12月8日は、仏教を開かれたお釈迦さまが「おさとり」を開かれた日「成道会」と申しまして、世界中の仏教徒がお誕生の「降誕会(花まつり)」と同様に大切にしている記念日です。 特に南伝仏教の国々のスリランカ、タイ、ミャンマー、先日安倍首相が訪問されたカンボジア、ラオスなどでは、国家的行事として盛大に開催されております。
紀元前500年、インド北部の国、ヒマラヤのふもとのカピラ国で、釈迦族の王子として誕生されたお釈迦さまでした。しかし、人間の「生・老・病・死」の四苦からの解脱を求められ王子の身分を捨てて、難行苦行の末、道を悟られました。私もブッダガヤの大きな菩提樹の下にあるお釈迦さまお悟りの場所「金剛宝座」には度々巡礼、参拝をいたしました。
本園の成道会では、お釈迦さまがお悟りを開かれる前に、村の娘スジャータの捧げたミルクを飲まれて元気を回復されたという故事によりまして、みなさん温かいミルクを頂きお話を聞いてお祝いをいたします。 (園長 今湊 良敬)