「ザリガニ」と教育実習生

Zarigani

今年も県立大学人間生活学部子ども学科の学生6名を受け入れまして無事終了しました。学生にとりましては、この学外の幼稚園現場での教育実習は一番大切な単位となっております。
この実習期間中に遠足があります。この遠足は保護者同伴ですので、実習クラスの子どもたちだけでなく、他クラスの子どもたちの行動にも、さまざまな面から配慮しなければなりません。学生たちにとっては得難い経験になったことと思います。
ところで、もう一つ得難い体験がありました。それは「ザリガニ」です。私は年長組の子どもたちと保護者の皆さんと一緒に弥彦へ参りました。越後一の宮といわれる弥彦神社を参拝して、鹿に持参のお芋を食べさせたり、弥彦公園でザリガニ釣りをして遊びました。ザリガニ釣りは学生はもちろんのこと、お母さま方も初めての方々も多く、すっかり夢中になっておられました。子どもたちがザリガニを持って遊ぶところをスナップしましたが、実習生たちに「ザリガニ」を持つように言いましたが、誰一人手を出しません。ザリガニは小さな体ですが、長い爪を振り上げて、捕らえようとする者に右に左に鋭い爪を振り廻して向かってきます。「こわい」「恐ろしい」と学生はいいます。それでは子どもと楽しく遊ぶ幼稚園教師にはなれないねと、勇気を出してやっと捕らえることができました。一人は指を爪にはさまれて悲鳴をあげておりましたが、全員にザリガニ体験をしてもらいました。
ともあれ、担当する先生たちは子どもたちと実習生の両方に神経を使いながら実習中の指導に当たっておりました。ご苦労様でした。子どもたちは「お姉さん先生と沢山遊んだよ」と喜んでおりましたので、お別れはチョッピリ悲しそうでした。 (園長 今湊 良敬)

2014年7月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : ahjk7h65f89yq3iot6o4