いよいよ子どもたちが楽しみにしている夏休みを迎えます

なつやすみ

集団生活からの解放と、気候の関係から夏休みがありますが、この「生活の節」としての解放感も大切です。「緊張」と「解放」の生活のリズムが人間の成長には大切な要素です。けれど、幼児は、未だ自律心―自分で自分を調節すること―が未熟ですので、「解放しっぱなし」にならぬよう適当な生活のリズムを持たせることが大切です。その「手がかり」として「なつのわくわくカレンダー」(年少・年中組)や「なつやすみのおもいで帳」(年長組)、「新潟中央幼稚園 なつやすみよいこのおやくそく」をご利用下さい。「よいこのおやくそく」は、それぞれのご家庭で話し合って、実行できるものを、3つか4つ決めて守るようにしましょう。
次に、夏休み中、ご家庭での教育に大切な次の三点についてご配慮いただきたいと存じます。

①あそびを自分で掘り起こさせる。
「あそび」は自由なものです。「あそび」の楽しさは、自分で創り出すことです。他人の手でととのえられたものでは「あそび」ではありません。したがって、自分で始め、自分の楽しさを、自分で掘り起こさせることが大切です。そして、何に熱中するかを観察しているのが「かしこいお母さん」です。

②過剰なごきげんとりをしない。
幼児の自発性のないのは、過保護(なんでも周囲の人がやってしまう)や、物の与えすぎにあります。物だけでなく、「言葉かけ」が多すぎても、子どもが考えることの必要がないことになります。

③花や小動物など、身近な環境に興味を向けさせる。
子どもの目にとまるものは、小さなものが多いようです。石の下の百足やだんご虫、花だんの脇のタンポポ、花の端にぶらさがる露の玉の輝き、これらを見る子どもの心は、イキイキとしています。
すべて自分の友だちと見ています。子どもの夢を育てるよう、話し合いの場を持ちましょう。
どうぞ、皆さま、健康で安全、有意義な夏休みをお過ごし下さるよう念じております。

(園長 今湊 良敬)

 

2014年7月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : ahjk7h65f89yq3iot6o4