いい頭に育てるには

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 本園に課外活動として「学研プレイルーム」と「カワイ体育教室」があります。私はいつも「体育教室」は身体の体操で、「プレイルーム」は頭の体操です、とお話ししております。

 昔から「脳ミソは使う程良くなる」と申します。特に幼稚園在園時代3歳から7歳までが身体や頭の諸機能の基礎・基本づくりの時期です。ですから幼稚園教育が大切なのです。

 幼稚園の教育期間における身体と脳の発達は密接な関係にあって、分けることはできないのです。私が幼少年教育研究所で一緒に仕事をしていた学芸大の近藤充夫教授は、幼稚園時代に大切なことは、何と言っても全身を使った運動をすることが一番。この時期は何か一つのスポーツをやるよりも、沢山の種類の「からだ」の動きを体験することが大切です。

 ボールをけったり、跳び箱をとんだり、逆上がりやでんぐり返し、スキップやなわとびなど、さまざまな動きをしてほしい。運動だけでなく、食事でよく噛むことから始まって、折り紙をする、ハサミやノリを使う、絵を描く、楽器を演奏するなど、指先まであらゆる体の動きを体験させるのが幼稚園教育の大切なところです。これが脳を刺激して「いい頭」になるのです。といつも話しておられました。(一昨年故人となられました。残念です。)

 寒い冬の間は、どうしても運動不足になり、頭の回転も悪くなります。幼稚園では、意図的に様々な体育遊具を使って遊んだり、ノリやハサミを使うことで指先の感覚を動かす作業をしたりします。

もうすぐお正月です。お正月には「ひつじどし」の書き初めをしたり、カルタとりをしたり。なかなか難しい「コマ」を廻したりして、頭と手の同時作業を沢山したいと計画しております。(園長 今湊 良敬)

 

 

 

 

 

2014年12月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : ahjk7h65f89yq3iot6o4